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インフルエンザウイルス

鳥インフルエンザウイルス

  • エジプトにおけるウイルスは2008年以降、変異を起こし、ヒトへの感染効率を高めている可能性を示唆する結果を得ています。
  • エジプトのニワトリから分離した、変異を遂げたウイルスの中には、ヒト上部呼吸器細胞への吸着性を獲得しているものがありました。
  • エジプトのニワトリから分離した、変異を遂げたウイルスの中には、中和抗体が認識する領域に変異が認められ、反応しなくなっているものが認められました。

季節性インフルエンザウイルス

  • 健康者ドナーのインフルエンザワクチン接種後の血液免疫細胞を用いて、ヒト型中和抗体を作製しています。これまで得られたものの中には、季節性インフルエンザウイルスを中和するものがありました。
  • ヒト型中和抗体の実用性について、マウスを用いて検討した結果、タミフルでは有効性が認められない感染後の経過時期であっても、本抗体では有効性が認められました。
  • このようなヒト型中和抗体は型特異的反応するものですが、同じ型のウイルスではかなり過去のウイルスをも中和するもので、その認識領域は高保存性であり、しかもどの型のウイルスにも存在していましたので、この領域によるワクチン開発の可能性を検討しています。

ブタ由来新型インフルエンザウイルス

  • 既存のイムノクロマト法による迅速診断キットでは、ブタ由来新型ウイルスへの反応性が低いものもあり、しかもいずれも季節性ウイルスとの区別をつけることができません。そこで、ブタ由来新型ウイルスに反応し、季節性ウイルスには反応しない単クローン抗体の作製を行いました。
  • 得られた単クローン抗体によりイムノクロマト迅速診断キットが、国内企業と共同開発しました。季節性ウイルスと反応しなく、新型ウイルスは高感度、高特異的に反応します。これを用いると、従来のように、迅速診断キットで陽性の場合にはさらにRT-PCRを行って季節性かブタ由来新型かの遺伝子診断を行う必要がなくなります。
  • イムノクロマト法による迅速診断キットの原理を示しております。感度は、RT-PCR法に比べるとやや劣りますが、5~15分程度で結果が得られますので、臨床サイドでの実用性が極めて高いものです。
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